コロナ禍の出産・子育てで良かったこと

日常

コロナ禍での出産はデメリットを挙げたらきりがありません。常に感染リスクに晒されることは当然として、私は出産立ち会いができなかったどころか、産前・産後通して一度も病院の中に入ることすらできませんでした。赤ちゃんを迎える嬉しさや不安で複雑な心境の中、本来なかったはずのストレスや孤独感へも対処しなければなりませんでした。

本当に迷惑なウイルスなのですが、恨みつらみを書き出すときりがないためコロナ禍での出産と子育て(まだ生後4ヶ月ですが)を振り返ってみて、良かった点を書いてみたいと思います。

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妊婦中の良かったこと

わたくしめが妊娠したわけではないので・・・夫視点で良かったことです。

電車通勤がなくなった

これに尽きます。リモートワークが一気に市民権を得たおかげで、悪阻など体調不良のなか出社する必要がなくなりました。妊婦でなくとも首都圏の電車は過酷なので、もし妻が出社していたら途中で倒れたりしないか心配したかもしれません。いや、したと思います。したに違いありません。

ちなみに、新型コロナウイルス感染症に関して令和2年5月7日~令和4年1月31日まで母性健康管理措置が適用されています。会社に申し出れば、会社側は妊婦の勤務に配慮する義務があります(感染リスクの少ない職場への配置換え、出勤制限など)ので、不安な方は主治医に相談してみると良いと思います。おこもりの妻もこの制度を使っていた気がします。

職場における妊娠中の女性労働者等への配慮について

オフィスで頑張らなくて済む

在宅勤務は体調が悪い時はベッドに横になって休むことができますし、休んでいて終わらなかった仕事は勤務時間外や最悪土日に帳尻を合わせることもできます。プライベートが仕事に侵食されるというか、仕事とプライベートの境界が限りなく曖昧になりましたが、それでも体調が悪い時に無理してオフィスで仕事をしなくて済む恩恵は大きいです。また、オフィスで周囲の人に気を使わさせなくて済むというのも良かった点の一つだと思いました(逆に視覚的に体調の良し悪しが伝わらない分、普段のコミュニケーションが重要にはなりますが)。

遠方の友人と再会できた

Zoom飲み、という単語も流行りましたね。コロナをきっかけに久しぶりの友人と連絡を取ったという人も多いのではないでしょうか。遠方の友人ともオンラインで再会できたり、サクッとオンラインで集合するようになったのも間違いなくポジティブな面の一つだと思います。

妊娠中の何かと不安な時期に、妻もうまくリフレッシュできているようでした。

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子育て中の良かったこと(現在進行中)

日々子供の成長を見届けられる

これに尽きます。乳幼児の時って日々何かしら成長しますよね。ハンドリガードをしたり、モノを掴めるようになったり、寝返りできるようになったり・・・リモートワークでずっと家にいるおかげで毎日成長している様を見届けることができます。朝から晩まで会社で仕事をしていた頃は考えられないことです。

子供の生活リズムを作りやすい

おこもり家では18時過ぎに一旦仕事を切り上げ、娘氏をお風呂に入れ、ご飯を食べ、寝かしつけたら仕事へ復帰というスタイルが定着しました。在宅勤務の場合は体力が続く限り永遠に仕事をしてしまったりするので、スケジューラに「家事」「育児」という時間を設定して強制的に切り上げています。私の周りにもそういった人が増えたような気がします。いや、間違いなく増えました。そうしないと際限なく打ち合わせが入るので・・・。

惰性の付き合いがなくなった

会社関係の飲み会や趣味の付き合いなど、別に嫌いではないのですが正直面倒な時もありますね。断る口実ができました。飲み会などに限らず、今まで惰性でやっていたことを止めるきっかけになったかもしれません。浮いた時間やお金を家族のために使えるようになったのも良かった点です。

今後どうなる?子育てwithCovid19

コロナ禍の出産・子育てというよりほとんどリモートワークの良い点になってしまいましたが、自分のライフスタイルを見直すきっかけになったことは間違いないです。

自然災害の多い日本で、出社しなくても働けるような仕組みを整えておくという企業BCPの考えはコロナ前から存在していましたし、そもそも出社しなくても利益を出せることに気づいてしまった以上、週5フルでオフィスワークする必要ってないですよね。新型コロナウイルスの治療薬ができたとしてもその流れは変わらないのかなと思ったりしますので、今後おこもり家では子育て環境を優先して居住地を選ぶという選択をすることになりそうです。

妻のひとこと

妻

母性健康管理措置について

当時私はコロナへの措置について知らず、妊娠8週の時にお医者さんにお願いし”つわりがひどいため措置が必要”として母性健康管理指導事項連絡カードを書いてもらいました。
※主治医や助産師からの指導を申し出た場合、事業主には措置義務があります。

https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/432045.pdf

 

幸い私の部署は在宅勤務推奨ではありましたが、上長要請により出社をするときもありました。法律に基づいた”配慮してね”という申出と、出社しないことへの免罪符としてはとても有難いものでした。

安定期に入ってから会社に妊娠報告したいという方も少なくはないと思いますが、おなかの赤ちゃんと自分を守るためには、早い段階で会社に伝えてしまってよかったです。

オンラインで友人に会う、イベントに参加する

妊娠中(特に初期)はその日その時にならないと体調がわからなかったり、長時間の外出がきつくなるのでオンラインで自宅から気軽に参加できるのはとてもよかったです。今でこそワクチンが普及し直接会いやすくなったかもしれませんが
当時は”集まるとしたらオンラインでしょ”くらいな世の中だったので(私の周りだけ?)、体調面で気を使ったり使わせたりがなくて誘い易くもありました。
遠方にいる子とも頻繁に会えるようになったのも思わぬメリットとなりました。

 

これから妊娠・出産を迎えるママさんパパさんはまだまだコロナが落ち着かない中、不安や心配が尽きないと思います。プラスに使えるものは使って、大事な期間を少しでも穏やかに楽しく過ごせますように。

 

 

 

 

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